舌診1

舌診(ぜっしん)とは、舌の色、形、潤い、または舌の色と厚さをみることで診断する方法

中医診断学で、重要な構成要素の1つ。五蔵六腑と密接な関係がある。

淡紅舌 正常な血色をしているもの 正常、裏証、軽い熱証
淡舌(浅紅舌) 正常な血色より淡白なもの 陽虚、血虚、寒証
紅舌(鮮紅舌) 正常な血色より赤いもの 実熱、陰虚による虚熱
絳舌(深紅舌) 舌色が深紅であるもの 熱極、陰虚による虚火
紫舌(青紫舌) 舌色が青紫であるもの 裏証、熱極、寒極

舌苔の厚さと苔質

薄苔 苔が薄く見底できるもの 正常、表証、虚証、邪気が弱い
厚苔 苔が厚く見底できないもの 裏証、実証、邪気が強い
潤苔 苔に潤いがあるもの 正常(津液の未損傷)、湿邪
燥苔 苔が乾いているもの 津液の損傷、陰液の損傷、燥邪
滑苔 苔の水分過多 水湿の停滞
膩苔 苔がねっとりし、剥離しにくいもの 痰飲、湿濁
腐苔 苔がおから状を呈し、剥離しやすいもの 食積、痰濁
剥離苔 苔の一部、または全てが剥離しているもの 気陰両虚

見底とは、薄い舌苔を通して舌体が見えること。見底できるものを薄苔、見底できないものを厚苔といい、薄苔から厚苔に変化することは病邪が表から裏に病状が進行し、厚苔から薄苔に変化することは病邪が裏から表に出てきて病状が好転すること

舌質の色

淡紅舌 正常な血色をしているもの 正常、裏証、軽い熱証
淡舌(浅紅舌) 正常な血色より淡白なもの 陽虚、血虚、寒証
紅舌(鮮紅舌) 正常な血色より赤いもの 実熱、陰虚による虚熱
絳舌(深紅舌) 舌色が深紅であるもの 熱極、陰虚による虚火
紫舌(青紫舌) 舌色が青紫であるもの 裏証、熱極、寒極

舌苔の色

白苔 白い苔 正常、表証、寒証
黄苔 黄色い苔 熱証、裏証
灰苔 浅黒色の苔 裏熱証、寒湿証
黒苔 黒い苔または焦げた苔 裏証、熱極、寒極

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